建売住宅の購入がおすすめなのはどんな人?購入時の注意点も確認!

公開日:2022/01/15  最終更新日:2022/01/26

不動産などで「建売住宅」という物件を見かけた方はいないでしょうか。一戸建ての住宅にはこのほかにも注文住宅や分譲住宅などがあり、どれを買ったらよいか迷っている方も多いでしょう。この記事では建売住宅、注文住宅、分譲住宅の違いを解説したうえで、建売受託の購入がおすすめな人の特徴をお伝えしていきます。

建売住宅の特徴

まず建売住宅とはなんなのでしょうか。

建売住宅とは

建売住宅とは、不動産会社が土地をまとめて購入し、その土地と建てた建物をセットで販売する住宅のことです。デザインや間取りなどは不動産会社が決めているためシンプルで、同じような建物が複数建っているのが特徴です。

また完成された建物の場合は契約から1か月程度、建築前であっても4か月程度で入居できるため「すぐに入居したい」という方にはおすすめです。販売価格も安く建築済みの場合が多いので、住んだ時のイメージが付きやすい特徴もあります。

建売住宅と分譲住宅の違い

建売住宅と同じ意味で使われることが多い、分譲住宅というものがあります。分譲住宅も建売住宅と同様、土地と建物がセットで販売されます。

唯一の違いは「分譲地に建てられているか」です。分譲地とは不動産会社が広い土地をいくつかに分けて宅地として売っている土地のことを指します。しかし建売住宅も不動産会社が購入した土地に建物を建てるため、分譲地であることも多いです。そのため大きな違いはなく、ほとんど同じ意味と考えてよいでしょう。

建売住宅と注文住宅の違い

建売住宅と分譲住宅と違い、建売住宅と注文住宅の違いは明確です。建売住宅は土地と建物が一体となって売られていましたが、注文住宅は土地と建物は別で売られているため別々に契約する必要があります

また注文住宅は建物が建っている状態で売られていることはなく、すべてオーダーが入ってからの建築になります。そのため注文してから入居まで最短でも612か月かかる上に、生活のイメージを練ることはできません。(生活のイメージを具現化していくためずれは少ないはずですが)さらに土地の契約も行う必要があり、建物以外の諸費用がかさむのも特徴です。

ここまで注文住宅の悪い側面についてお伝えしましたが、もちろん注文住宅にもよい面があります。たとえば間取り、デザイン、設備などをすべて自分で決められるため「この物件はイメージと違う」といって入居をやめる心配がないこと。また建材や設備のグレードを自分で調整できるため資材調達の予算なども調整することが可能です。

建売住宅の購入がおすすめな人の特徴

注文住宅と建売住宅の違いをみてきましたが、建売住宅がおすすめな人の特徴があります。

予算を抑えたい方

予算を抑えて購入したい方は建売住宅がおすすめです。建売住宅であれば不動産会社が土地をまとめて購入し、建物とセットで販売するため、別々で購入する際の諸費用が削減できます。また工期が短いため人件費を抑えられるほか、複数軒建てるため資材の大量発注によって建売住宅の価格は安くなっています。

物件を見て購入したい方

注文住宅は建築後にした実際の建物を見ることはできずそのギャップに驚くこともあるようです。しかし建売住宅であれば建物の見学ができるため住んでからのギャップを埋めることができます。

できるだけすぐに入居したい方

建売住宅であれば注文してから4か月、建っている物を契約する場合は最短1か月で入居できます。「新生活をすぐに始めたい」「早く家が欲しい」といった方には建売住宅がおすすめです。

建売住宅を購入する際に注意するべき点

建売住宅を購入する際には、以下の点に気を付けましょう。

アフターサービス

万が一のことに備えてアフターサービスの充実度を確認しておきましょう。アフターサービスがほとんどないような契約をしてしまうと、後々不具合が出てきた時に莫大な費用が必要になることがあります。物件購入前にサービス内容の確認は行いましょう。

環境

物件は中身も大事ですが周囲の環境も忘れてはいけません。交通の便はよいか、近くに買い出しに行けるスーパーやコンビニはあるか、最寄り駅までの道で危ない場所はないかなどは最低限確認しておきましょう。

また昼間は気づかないだけで、夜は街灯が少なく暗い道があることも多いため、時間がある方は昼間と夜間の2回物件までの道を歩いてみるとよいでしょう。もし余裕のある方は雨の日や風がちょっと強い日など天候によっても変えながら歩くのもおすすめです。

住宅診断を行う

内覧で品質のチェックは行いますが、欠陥がないとはいい切れません。そこで第三者の調査機関に住宅診断を依頼するとよいでしょう。住宅診断では外壁や建物の基礎、床下や屋根裏など40以上の項目を細かく診断してもらえます。別途で料金がかかってしまいますが、将来のメンテナンスも行いやすくなるため余裕があれば行うとよいでしょう。

 

この記事では注文住宅、建売住宅、分譲住宅の違いと、建売住宅がおすすめな人の特徴を紹介しました。建売住宅はほかの住宅より安く、すぐに住み始められるのが魅力です。戸建て住宅選びの参考になれば幸いです。

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