建売住宅を購入する前にハザードマップもチェックしよう!

公開日:2023/05/15  最終更新日:2023/03/22


高知で建売住宅を探し始めた方にとって、住みたい地域にはどんな自然災害が発生しやすいのか、災害ときには自分や家族の安全をどう守ればいいのかという点は気になっているのではないでしょうか。家探しをするにあたって、地域の防災情報を知っておくことはとても大切です。今回は、そんなときに役立つハザードマップについて解説します。

ハザードマップとは?

ハザードマップとは、自分が住んでいる地域周辺ではどのような自然災害による被害が発生しやすいのか、災害が発生した場合は避難できる場所はどこにあるのか、といった情報を地図上にまとめたものです。

ハザードマップは各自治体が作成しており、Web上や紙媒体で閲覧できます。複数あるためどのハザードマップを見ればよいのかわからないときは、国土交通省が公開しているハザードマップポータルサイトが便利です。

ハザードマップポータルサイトとは

ハザードマップポータルサイトは、全国の自治体が作成したハザードマップをまとめて閲覧できるWebサイトです。活用すれば、今住んでいる地域の情報だけでなく、これから住みたいと考えている地域の情報も簡単に入手できるため、大変便利です。ハザードマップポータルサイトには、以下の2つがあります。

・重ねるハザードマップ

防災に役立つ災害リスク情報などを地図や写真に自由に重ねて表示できます。

・わがまちハザードマップ

全国の市町村が作成したハザードマップを、地域や災害種別から簡単に検索できます。

ハザードマップの種類

地域によって発生しやすい災害ごとに作成されています。調べられる主な災害は、以下のとおりです。

・洪水

河川氾濫とき、浸水域や浸水深を予測、避難場所、避難経路などを表示します。

・内水

内水氾濫とき、浸水域や浸水深を予測、避難場所、避難経路などを表示します。

・土砂災害

土石流、がけ崩れ、地すべりの発生危険地域を予測して表示します。

・地震災害

地震の被害範囲や建物倒壊、地盤の液状化のリスクなどを予測して表示します。

・火山

噴石、火砕流、火山ガス、土石流などの被害範囲を予測して表示します。

・津波

津波の高さや到達とき間を予測、避難経路や避難場所などを表示します。

・高潮

被害の程度や被害を受ける恐れのある地域を予測、表示します。

土地・住宅購入の際は必ずチェックしよう

土地や住宅を購入するときは、間取りや内装などに注目しがちですが、今から住もうと思っている地域のハザードマップも忘れずチェックしましょう。日本は自然災害が多く、災害が一切起きない地域に住むというのは非現実的です。

しかしハザードマップを見れば、発生が考えられる自然災害の種類や危険性の程度はある程度予測できます。予測したうえで、避難場所や避難経路を確認し、防災グッズを準備したり連絡手段を家族で話し合ったりなど、万が一災害が起こった場合に備えることで、安心して暮らせるのではないでしょうか。また、防災に強い設備が整っている家を購入する際にも役立ちます。

ハザードマップの見方は?

国土交通省が運営しているハザードマップポータルサイトには、「重ねるハザードマップ」と「わがまちハザードマップ」の2種類が用意されています。それぞれの見方を解説します。

重ねるハザードマップ

調べたい地域を検索して、そこで起こりうる災害のリスク情報が、地図に重ねられて表示します。重ねるハザードマップで調べられる災害は、「洪水」「土砂災害」「津波」「道路防災情報」の4つです。スマホとパソコンのどちらでも使用可能です。具体的な使い方は、以下のとおりです。

・住所を検索する

検索窓に調べたい住所を入力します。番地の入力は不要です。

・アイコンをクリック

洪水・土砂災害・津波・道路防災情報の4つのアイコンが表示されるので、調べたい災害のアイコンをクリックします。すると地図に色が付いて、その地域における災害のリスク範囲がわかります。ほかの災害も一緒に調べたいときは、複数のアイコンをタップすると、地図上に重ねて表示されます。

・災害レベルを調べる

色のついた部分をクリックすると、その地域での災害レベルを知ることができます。たとえば洪水であれば、被害が想定される地域での具体的な浸水深を調べられます。

・リスク検索

地域の災害リスクを把握したい場合は、リスク検索をクリックしてみましょう。発生が考えられる災害のリスクが一覧となって表示されます。

わがまちハザードマップ

全国の自治体が作成したハザードマップを、地図や災害種別などで検索して簡単に閲覧できるポータルサイトです。わざわざ調べたい自治体のホームページを検索してハザードマップを探す手間が省けます。わがまちハザードマップは検索の仕方がシンプルでわかりやすい仕組みになっているので、引っ越し先の大まかな災害情報を知りたいときに役立ちます。

まとめ

災害大国と呼ばれている日本では、どの町に住んでも常に災害リスクを考慮しなければいけません。とはいっても、怯えすぎることなく常日頃から災害に備えておけば、万が一被災した場合でも自分や家族の身の安全を守れます。そのときに役立つのが、ハザードマップです。住む予定の地域にはどんな災害リスクがあるかを知っていれば、災害にそなえた住宅設備の整った建売住宅を購入できるでしょう。高知で建売住宅の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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