建売住宅の寿命って長いの?短いの?長く住み続ける方法とは

公開日:2022/07/15  最終更新日:2022/06/20


これから家を購入しようと思った場合、この家の寿命はどれくらいなのか?子どもの代に引き渡せるのか?少しでも長く住み続ける為にはどうしたら良いのか?など気になることがありますよね。そこで今回は、建売住宅の寿命と寿命を延ばすためのコツに注目してお話していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

建売住宅の寿命はどのくらい?

結論を言ってしまうと建売住宅、注文住宅問わず寿命は大きく変わりません。家は構造や建材、メンテナンスによって寿命が変わってきます。海外では100年前の建物をメンテナンスしながら現在も住宅として使われている事が多くあります。

■建売住宅とは

建売住宅は、土地と建物がセットになって販売されている住宅をいいます。メーカーや工務店がデザインした内装や建材で建てられます。一般に注文住宅と比べて施工期間が短く価格も安い事が多いとされています。

■建売住宅は品質が落ちるの?

国内の建物は法律というルールに則って、建てられています。その法律が建築基準法です。これは、建物を建てる時に守らなければいけない最低の基準なのです。この建築基準法第7条第1項に定められている完了検査というものは、新たに建てられた建物が受ける事を義務付けられている検査で工事が完了してから4日以内に申請を行い、7日以内に検査を受けなければいけないことが定められていて、土地の安全性や衛生、構造耐力に関して一定の基準を満たしているか、採光、換気、アスベスト、防火設備など細かい検査項目があり、検査に合格した住宅は検査済証をもらうことができるのです。

この検査に合格できないまま販売してしまうと、メーカーや業者は業務停止になることもある厳しい法律ですので、検査済証がある建物であれば建売住宅、注文住宅にかかわらず一定の水準を満たして品質を保っている住宅といえるでしょう。このほかにも、住宅品確法という法律があり、入居時に気づかなかった不具合などに対しては売主側が無償修理の義務があります。この保証は10年なので建売だから、注文住宅だからということは無く、消費者が安心て購入する事ができるようになったといえるでしょう。

建物の平均寿命とは

海外と比較すると日本の住宅の平均寿命は短い傾向にあります。中古よりも新築が好まれる傾向にあり、築年数が古くなった住宅は解体されてしまう事も原因といえます。

■築年数と住んでいる人の割合

2015年の総務省統計局のデータでは築年数26~35年の家屋に住んでいる人の割合は、全体の約20%と比率が一番多く、次に多いのが築年数36~45%でした。また築65年以上では全体の3.4%という結果もあり住める年数と寿命は比例しない事がお分かりいただけたでしょうか。

■国で定めた建物の寿命

国土交通省の期待耐用年数の導出及び内外装設備の更新による価値向上によると、建物の構造上の寿命は木造で約30~80年、鉄骨で30~60年、鉄筋コンクリートで40~90年となっています。これは、住宅として住むことができる年数で、幅が広い事が分かりますね。この中には、まだ住めるのに解体された物件も入っているため、このように幅広くなっているのです。

逆にメンテナンスやリフォームをすることで、長く住めます。また、建物は古くなれば市場価値が下がるので、減価償却期間が設けられています。国税庁の主な減価償却資産の耐用年数では、木・合成樹脂造のものが22年、木骨・モルタル造のもので20年、鉄骨・コンクリート造・鉄筋コンクリート造で47年、レンガ造・石造・ブロック造のもので38年とされています。

建売住宅に長く住み続けるには

少しでも長く住み続けるためには、メンテナンスが不可欠といえるでしょう。一般に建売住宅の寿命は60年以上と言われますが、これはメンテナンスをして住み続けた場合です。耐用年数は22年なので年数に開きがあると思った方もいらっしゃると思いますが、法定耐用年数は固定資産の使用できる期間であって、市場における資産価値が無くなる期間を定めた法令なのです。この法令が定められたのも昭和40年なので、現在では建築技術や建材も進化していて実際には寿命との関連は無いといえるでしょう。

では、実寿命を長く持たせるためのメンテナンスは何をすれば良いのか、どこに注目して修理時期を決めれば良いのかが分からないですよね。次ではメンテナンスに注目して説明を進めていきます。

■定期的にインスペクションしましょう

インスペクションとは、建物状況調査、住宅診断の事をさします。住宅の設計などに詳しい建築士などの第三者が、住宅の劣化状況や修繕の必要な個所を見てアドバイスしてくれます。点検箇所としては基礎や梁、柱や壁など構造上のものや屋根、外壁など雨漏りや水漏れの可能性がある場所、給水管や給湯管、排水管やダクトなど設備配管に日常生活上支障のある劣化等が生じるものなどの点検になります。インスペクションは、欧米では不動産の売買では当たり前に実施されていることで、国内でも国が住宅市場でどんどん新しく家を建てるよりも、メンテナンスをしながら長く使う方針へ転換した事もあり普及しています。

■個人で確認するメンテナンス

使われている材質などにもよりますが、外壁塗装や屋根の塗装、サイディングのメンテナンスは約10~15年ごと、防蟻処理や畳の張り替えは約5年ごとといわれています。この他にも長く快適に暮らすためにはクロスや床材の張り替え、基礎の確認、給湯設備の定期的なメンテナンスや入れ替えなど不具合が深刻になる前にチェックしておきましょう。

 

建売住宅も優秀で、品質の優れている家はたくさんあります。建売住宅と注文住宅を比較しても建物自体の寿命は大きく変わらないので、メンテナンスをして長く住み続けることができますし、後々リフォームによって生まれ変わる事で何世代も受け継ぐことができる資産といえるでしょう。

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