現地見学会って何を見学するの?参加時にチェックしたいポイントは?

公開日:2022/03/15  最終更新日:2022/04/12

住宅見学

住宅の購入はとても高価なお買い物であり、大きな決断をともないます。そのため、現地見学会を見学し、どんな家を購入するべきかじっくり検討することがおすすめです。では現地見学会に参加したときに、どんなチェックをすべきでしょうか。この記事では、現地見学会で押さえておきたい「チェックポイント」に注目し、詳しく解説します。

現地見学会とは

住宅を見学できる「現地見学会」には、さまざまなハウスメーカーや工務店が集まってモデルハウスを展示している「住宅展示場」やハウスメーカー等が独自で開催している「現地見学会」があります。

現地見学会は、実際に居住予定の完成した住宅を見学できることが多く、モデルハウスとは異なったおもむきがあるのが特徴です。施工主の意向が色濃く反映された間取りや内装も参考にできるので、実際の施工後の雰囲気を掴みたい場合には、現地見学会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

現地見学会は、施工主が許可をしている場合には、すでに住んでいる住宅内も見学できることもあります。ハウスメーカーや工務店によっては、公式サイトで近くの現地見学会情報を提供しているため、こまめにチェックしてみましょう。

確認できる見学地の種類は?

現地見学会には、さまざまな種類の見学地も用意されています。住宅展示場の魅力はハウスメーカーや工務店きっての「モデル」を見学できることですが、実際の現地に足を運ぶ現地見学会の場合は、もっと違う視点で確認をすることが可能です。見学地の種類は次の3つになります。

まず1つ目の見学地は「更地・分譲地」です。「家づくりについて知りたいのに土地?」と疑問に感じるかもしれませんが、現地がどんな立地なのかという確認は家づくりには欠かせません。

低層エリアの雰囲気や、土壌への疑問、周囲の環境などをしっかり確認しましょう。土地から購入をして家を建てる場合には参考となります。現地を訪れる際には、建築条件の有無や参考プランなども合わせて確認をしましょう。

2つ目の見学地は「建築中」です。建築中の家もなぜ見るべきなのか疑問かもしれません。しかし、構造や建材の確認、建築中の雰囲気に触れることは、家を建てる際の重要なチェックポイントです。

こうした見学地は「構造見学会」などの名称で開催されており、完成後には見ることができない、職人の雰囲気も知ることができます。とくに注文住宅を検討中の方は、この機会に構造をじっくり見学しましょう。

3つ目の見学地は「完成物件」です。こちらの見学地は「完成見学会」や「内覧会」などの名称で開催されています。分譲地にいくつかの物件が同時に完成しているケースでは、さまざまな間取りや内装を1日で見学することも可能です。モデルハウスとして見学が開催されている場合はすでに家具類も設置されていることが多く、家づくりのイメージ作りにも役立ちます。

見学会の参加時にチェックしておきたいポイント

せっかくの好機である現地見学会に足を運ぶなら、どんな点をチェックすべきでしょうか。「見るポイント」と「聞くポイント」の2つに分けて解説します。

まず「見るポイント」は家が完成している場合、内装の仕上がりや間取り、生活動線に違和感はないか、デザイン性などを細かく見ておきましょう。施工主の方とお話しできる場合には、こだわりポイントや設計の苦労話もヒアリングすることがおすすめです。

加えて、水回りの設備やメーカーなども確認し、住宅作りのヒントにしましょう。建築中の物件の場合、作業員や担当営業マンの雰囲気なども確認しておくことがポイントです。施工状況を確認する機会は少ないので、周囲への配慮も行き届いた工事かどうかもチェックしておきましょう。

一方で「聞くポイント」は完成物件や建築中、土地においても共通していえることがあります。それは「わからないことはできるだけ聞く」ことです。

住宅は冒頭でも触れたように、大変高価な買い物になります。どの見学地においても、疑問に思ったことは何でも聞くようにしましょう。疑問点を残したままの注文・施工は、大きなトラブルの原因になります。

また、質問を行うことでハウスメーカーや工務店の担当者の雰囲気も掴めるでしょう。信頼のおける担当者と出会うためにも、質問をしてコミュニケーションが合うかどうかも確認しておくことが重要です。

住宅作りにはわからないことがたくさん出てきます。土地の購入の際には周辺の住宅販売状況もヒアリングしましょう。状況によっては、今後住宅市街地として大きな発展を見込めるケースもあります。

また、建築中の住宅の場合はメーカー独自の工法などについて詳しく聞くチャンスです。気になる点は見学の機会を生かしてたくさん質問をしましょう。

 

この記事では住宅の現地見学会について、知っておくとお得なポイントや、見学地の種類を紹介しました。現地見学会は土地から完成物件まで幅広く確認をできます。さまざまなハウスメーカー、工務店や不動産が見学会に力を入れているので、最寄りで開催される際には足を運んでみましょう。後悔のない家づくりには、事前の入念なチェックが不可欠です。

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