ホルムアルデヒドに要注意?ホルムアルデヒドの除去・対策方法はある?

公開日:2023/04/15  


人体に悪影響を及ぼす物質として、ホルムアルデヒドというものがあります。とくに、新しい家具や新築住宅では被害が出やすいといわれています。今回は、身近に潜むリスクであるホルムアルデヒドについて、人体への影響や正しい対策法を解説します。最後まで目を通せば、ホルムアルデヒドのリスクを正しく回避できる方法が身につけます。

ホルムアルデヒドとは?人体への影響や症状も解説!

まずは、ホルムアルデヒドの正体について解説します。

そもそもホルムアルデヒドってなに?

ホルムアルデヒドとは、水素・炭素・酸素から構成される化学物質です。揮発性があり、常温では無色透明な気体の状態で空気中を漂っています。ツンと鼻をつくような特徴的な刺激臭を有し、人によっては少量でも目の痛みを感じる場合もあります。

またホルムアルデヒドは、水に溶けやすく、腐食を防ぐ効果も持っているため、防腐剤や接着剤に多く含まれています。家を建てる際に使用される合成樹脂や合板には、ホルムアルデヒドを発生させるものが多く、このほかに殺虫剤や洋服などの衣類、医薬品の成分でもあります。

ホルムアルデヒドが人体に与える影響

生活に身近な物にも含まれているホルムアルデヒドですが、人体にはどのような影響があるのでしょうか?

おもな症状として、鼻水や目の痛みがあります。これは、ホルムアルデヒドが持つ刺激成分が、人の粘膜や涙腺を刺激することで起こります。さらに、大量に吸い込んでしまうと呼吸器がダメージを受け、のどに強い痛みを感じたり、咳が止まらなくなってしまったり、息苦しさが続くなどの症状が見られるようになります。ホルムアルデヒドが原因で引き起こされるこうした症状は、シックハウス症候群と呼ばれ、新築住宅やリフォーム直後の家で起こりやすいものです。

また、長期間にわたってホルムアルデヒドが体内に取り込まれ続けると、発がん率が高まるという研究結果も出ています。このように、ホルムアルデヒドは身近に存在しやすい物質ですが、人体に与える影響は決して小さくなく、私たちの健康な生活を脅かすものであるといえるでしょう。

ホルムアルデヒドの主な発生源

それでは実生活において、ホルムアルデヒドの危険はどこに潜んでいるのでしょうか?ホルムアルデヒドの主な発生源について解説します。

建材として使われる合板

ホルムアルデヒドの発生源として、最も多いと考えられているのが建築資材の合板です。合板とは、木造住宅であれば必ず使われている、板を重ね合わせた建材を指します。板を重ねる過程で接着剤が使われ、その接着剤からホルムアルデヒドが発生するのです。

住宅建築では、壁・天井・フローリング・押入といった場所で合板が使われています。しかし、ホルムアルデヒドの危険性については2000年前後から問題視されるようになり、2003年に行われた建築基準法の改正により「シックハウス対策」が義務づけられました。このため、近年は新築住宅で人体に影響を与えるほどのホルムアルデヒドが発生する可能性は低くなっています。とはいえ、改正以前に建てられた住宅では注意が必要です。

ホルムアルデヒドは、本来時間の経過とともにその発生量は減っていくものですが、規制が強化される前で大量のホルムアルデヒドを含む接着剤や塗料、樹脂が使われていた住宅であれば、近年でも多くのホルムアルデヒドを発生させている可能性があります。

家具

ここまでの解説では住宅建築に関するものでしたが、身の回りにある木製家具も壁やフローリングと同じように、合板が使用されているものが多くあります。つまり、こうした木製家具からもホルムアルデヒドが発生し、住人の健康を害する可能性があるのです。

ホルムアルデヒドの除去方法や対策方法

発生源が分かったところで、最後に除去方法や対策方法についてお伝えします。

ベークアウト法

シックハウス症候群対策として知られているものに、ベークアウト法があります。これは、部屋を高温多湿にして発生源からホルムアルデヒドを発生しやすい環境を作り出す方法です。これによって、強制的にホルムアルデヒドを発生させ、その後の発生量が抑えられます。

具体的な方法としては、部屋を閉め切ったうえで暖房器具などを使って、室温を30〜35℃まで上昇させ、同時に加湿器で湿度60%以上を維持します。この状態で、扇風機やサーキュレーターで部屋の温度と湿度が均一になるようにしながら、半日以上放置します。

その後、一気に窓を開放し、ホルムアルデヒドを多量に含んだ空気を排出させます。これを何回か繰り返すことで、発生源が含むホルムアルデヒドの量を大きく下げられます。

分解スプレー・吸着剤

ベークアウト法はホルムアルデヒドを除去するのに有効な方法ですが、長時間部屋に入れなくなってしまうという難点があります。そのため、わざわざそこまでしなくてもと思う人が多いようです。

もっと手軽に除去できる方法としては、ホルムアルデヒド分解スプレーや吸着剤があります。スプレーは空気中に散布すれば取り除いてくれますし、吸着剤は家具の引き出しなどに入れておけば空気中のホルムアルデヒドを吸い込んでくれるので、手軽に対策が可能です。

まとめ

今回は、ホルムアルデヒドの持つ危険性とその対応策について解説しました。国による対策が強化されるなど、以前よりは家の中にひそむホルムアルデヒドのリスクは少なくなっています。しかし、規制強化前の古い家や家具はいまだに大量のホルムアルデヒドを発生させているものもあるうえ、人によっては少量でも体調不良を起こす場合もあります。そのため、近年でも正しい対策は不可欠といえるでしょう。今回ご紹介した対策法は、発生源を根本から取り除くものではありませんが、実践すれば大きな効果が期待できるでしょう。

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