建売住宅を購入するメリット・デメリットについて解説!

公開日:2022/02/15   最終更新日:2024/08/05

憧れのマイホーム。住宅購入を考える人の中には、建売住宅を検討する人も多いのではないでしょうか。こちらの記事では、建売住宅のメリットやデメリット、注文住宅との違いなどを詳しく解説します。しっかりチェックして、家づくりのヒントにしてくださいね。

そもそも建売住宅とはどのようなもの?

建売住宅とは、土地とセットで販売されている住宅のこと。そのため多くの場合、建物は購入者が決まる前に設計され、建築もスタートします。その建築過程を見ながら、購入するかどうかを決めるのが基本的な販売方法です。

建売住宅を購入するメリット

まず、建売住宅を購入するメリットを紹介します。1つ目のメリットは、コストが安いということです。なぜコストが安く済むのでしょうか。これには、いくつかの理由が挙げられます。

たとえば、人件費がかからないということがあるでしょう。すでに建て終わった住宅になるため、打ち合わせにかかる人件費を削減できます。また、材料費用を安く仕入れることが可能です。同じ規格で建設される家は、一つではありません。そのため、資材をまとめて購入してコストを安くできるでしょう。

2つ目のメリットは、物件を直接確認して購入を決められることです。購入する側からしてみるなら、間取りだけでは建物をイメージすることは難しいのではないでしょうか。

しかし建売住宅の場合は、実際に建てられた物件を確認して購入するかどうか決められます。建築後に「イメージが違った」ということも避けられるため、大きなメリットといえるでしょう。

3つ目のメリットは、入居するまでの期間が短いことです。すでに建設が終わっているため、契約が終わったら、すぐに入居できるでしょう。なるべく早く、新しい家での生活を送りたい人にとってはメリットになります。

建売住宅を購入するデメリット

次に、建売住宅を購入するデメリットを取り上げます。1つ目のデメリットは、同じような建物になることです。建売住宅の多くは、同じような建物に設計されています。

そのため、こだわりが強い人や、間取りに違いを付けたいと考える人にはデメリットとなるでしょう。建売住宅は、大衆受けのよいデザインであることが多いもの。こだわりのある家にしたい人にはおすすめできません。

2つ目のデメリットは、土地の状態がわかりにくいことです。土地の状態は、耐震性・耐久性のある家にするためにとって重要な項目です。土地によっては、地盤改良する必要性が生じることも。

しかし、多くの建売住宅は、建築された状態で売られているためもともとの土地を見ることができません。そのため、土地の状態を判断するのは難しくなるでしょう。

3つ目のデメリットは、多くの人が出入りしていることです。誰でも見学できる建売住宅。そのため、購入者が現れるまですでに多くの人が出入りしています。外部の人に間取りやセキュリティーも知られるということは、購入する側にとって気持ちのよいものではないでしょう。

注文住宅との違い

では、建売住宅は注文住宅と具体的にどのような点が違うのでしょうか。まず、設計の自由度に大きな違いがあります。注文住宅の場合、自分の思いどおりのデザイン・間取り・仕様・工法を取り入れて家を建てることができるでしょう。

人によって、家に対するこだわりはさまざま。耐震性を重視する人や広いリビングを設置することにこだわりを持っている人もいます。注文住宅で家を建てるならば、こだわりを反映させることができるでしょう。

しかし、建売住宅で家を建設するなら、注文住宅ほど自由度は高くありません。すでに建物が設計されているため、間取り・設備・工法など家を建設するほとんどの分野で、自分の希望を取り入れることはできないでしょう。

また、安全性に関しての違いもあります。注文住宅は、土地の状態からスタートするため、地盤や工法、資材、工事のすべての過程を自分の目で確かめることが可能です。

家族が安全に暮らす住宅。家が建ってしまってからだと見えなくなってしまう部分を、一つひとつチェックすることもできます。ところが建売住宅の場合、地盤や基礎工事の確認をできません。購入前には、目に見える部分でしか判断できないため、安全面では注文住宅に劣るといえるでしょう。

加えて、入居までの期間にも違いがあります。注文住宅の場合は、住宅完成までに長い時間がかかるためすぐに住むことができません。それに対して建売住宅は、住宅の建設を待つ必要がないため、時間をかけずにすぐに住むことができます

 

土地とセットで販売されている建売住宅。コストが安く、物件を直接確認して購入を決めることができるというメリットがあります。しかし、土地の状態がわかりにくいというデメリットも。土地の状態をしっかり見て決めたいという人にはおすすめできません。メリット・デメリットを比較検討して選びましょう。

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