ローコスト住宅はなぜ安い?ローコスト住宅と建売住宅ならどちらがいいの?

公開日:2023/03/15   最終更新日:2024/08/05


高知で建売住宅の購入を検討するとき、ローコスト住宅とどちらがいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。ローコスト住宅は安さが魅力ですが、そのぶん品質に問題がないか心配になってしまいます。そこで今回は、ローコスト住宅の安さの秘密やメリット・デメリットについて解説します。建売住宅との比較にぜひ役立ててください。

ローコスト住宅はなぜ安い?その理由とは

そもそもローコスト住宅は、決められた規格通りに作られる住宅のことです。間取りなどを自由に決められる注文住宅とは異なり、設備や間取りの規格が決められているため、あらゆる無駄を省いて安く家を建てられます。

人件費の削減

ローコスト住宅は広さや間取りが規格化されており、使用される木材の形や大きさも決まっています。そのためプレカット工場であらかじめ木材をカットすることで、現場での手間を減らし人件費を削減しています。

材料費の削減

木材を一括で大量に仕入れることで材料費を抑えられ、材料費の削減につながっています。また、木材を一括してプレカット工場で部品化するので、原価も抑えられます。プレカット工場を自社で所有しているハウスメーカーであれば、さらなるコストダウンが期待できます。

中間マージンが発生しない

ローコスト住宅の場合、施工のすべてを下請け業者に発注せず自社で行うので、中間マージンが発生しないハウスメーカーが多くあります。施工から引き渡しまで自社で一括管理しているため、費用が抑えられます。

宣伝費用を抑える

テレビや新聞などで大々的にCMを流すと、多額の宣伝費がかかり、その費用が建築費に上乗せされます。そのため、宣伝はインターネットや地方CMに限定するなどして、宣伝費を抑える工夫をしています。

標準仕様のグレードを低く設定

キッチン・バス・トイレなどの設備やフローリング材、クロスなど、家を建てるにあたり必要な標準仕様のグレードが低く設定してあります。もちろんオプションでグレードアップも可能ですが、その場合はコストが高くなってしまうことは覚えておきましょう。

ローコスト住宅のメリット・デメリット

ローコスト住宅は安さが魅力だけど、不安を感じるという人もいるでしょう。ローコスト住宅の具体的なメリットとデメリットを解説します。

ローコスト住宅のメリット

ローコスト住宅のメリットは以下のとおりです。

・ローンの返済額を抑えられる

建築費が安いため、月々のローン返済額を抑えた無理のない返済計画が立てられます。

・引き渡しまでの期間が短い

規格化された建材や設備を組み合わせて建てるため、大手であれば半年ほどかかるところを、ローコスト住宅は最短で約3か月ほどと、工期が短くて済みます。

・建て替えがしやすい

最初に費用を抑えて建てているので、将来的な建て替えやリフォームを検討するときに、金銭的余裕が生まれやすいです。

ローコスト住宅のデメリット

ローコスト住宅のデメリットは、以下のとおりです。

・自由度が低い

間取りや広さがある程度決められているため、プランの選択肢は少なくなります。

・グレードが低く設定

キッチンやバス、トイレなどの標準設備のグレードが低く設定してあります。また、安全基準は満たしていますが、耐久性や耐震性、断熱性などが必要最低限に設定されているケースもあるので注意が必要です。

・保証期間が短い

人件費を抑えるため、法律で定められた最低限の10年しか保証期間を設けていない場合があります。保証期間を延長するためには、追加費用を払わなければいけないというデメリットがあります。

建売住宅とローコスト住宅ならどちらがいいのか

どちらも安いイメージのある建売住宅とローコスト住宅。実際に購入する場合には、どちらがいいのでしょうか?

建売住宅がおすすめの人

・すぐに入居したい
・設備や内装にこだわらない
・実際に見て決めたい

すでに建てられている家を土地とセットで購入するので、ハウスメーカーとの面倒な打ち合わせがありません。購入後すぐに入居したい人には建売住宅がおすすめです。また、設備や内装は変えられませんが、建てられた家を見て決められるので、実際に住んでいるところをイメージしやすいでしょう。

ローコスト住宅がおすすめの人

・住みやすいようにカスタマイズしたい
・すでに土地を持っている。または自分で土地を決めたい
・建築過程を自分の目で確かめたい

ある程度は自分好みの家を建てたい方にはローコスト住宅がおすすめです。規格化されているので選択肢は多くありませんが、必要のない設備を省いたり、仕様のグレードを上げたりすることが可能です。すでに所有している土地に家を建てるのであれば、建売住宅よりも安く購入できます。

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まとめ

ローコスト住宅が安い理由は、ハウスメーカーが費用を抑える努力をしているという秘密があります。しかし、費用を抑えているからといって、品質や安全面が劣っているわけではありません。ただ、大手ハウスメーカーに比べて、グレードの低い設備が導入されている傾向があるので注意しましょう。設計の自由度は低いですが、すべて出来上がっている建売住宅と比べると、ある程度はカスタマイズできるのがポイントです。家を購入するにあたり、自分にとっての優先ポイントを見極めて、建売住宅とローコスト住宅のどちらを選ぶか検討してみてください。

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